花壇の植え替えに感謝

 日々の出来事を記録するためのブログでしたが、腰痛に苦しみ出し、週末は悪戦苦闘しながら焙煎をしていました。そんな状況だったのでケーキやクッキーの補充もできず、ブログも手付かずのまま、お客様サービス低下も甚だしくなってしまいました。姿勢が悪いことに気づかれた方から、「マスター腰だね!」なんて言われてしまい、帰る際には食器をカウンターへ運んでくれたり、情けない状態が続いています。

 そんな定休日の月曜日。本来計画していた自宅の垣根の手入れと店舗前の花壇の植え替えは、花壇の植え替えのみ妻に行ってもらいました。毎年二人で行っていた共同作業でしたが、今回は完全に負んぶに抱っことなってしまいました。ただただ妻に感謝という訳です。

 午後からは多少調子の良くなった腰をかばいながら、妻への慰労を込めて瑞浪市に1年前にオープンしたCAFE+BARへ連れ出します。瑞浪市出身のオーナーが、横浜からのカフェバー兼輸入中古車販売をされているお店で、田舎と違って都会的なセンスのお店です。

 美味しいブレンドとニカラグアのパカマラを飲みながら、ブレンド名が「400マイルブレンド」となっているのに興味をもって尋ねてみると、どうやら、80年代に週刊プレイボーイで連載されていた『ケンタウロスの伝説』という漫画で、横浜から神戸まで一杯のコーヒーを飲むためだけにバイクで走ったという「600マイルブレンド」のエピソードにちなみ、横浜から瑞浪市の距離にひっかけてブレンド名にしたとのこと。

 モデルとなった神戸三宮の茜屋珈琲店は昭和41年創業で、味覚だけでなく、陳列された碗皿を楽しむ視覚、店内で流れるクラッシックを聞く聴覚、挽きたてのコーヒーの香りを嗅覚で、口に含んだコーヒーを触覚の、五感で楽しむのが「こだわり」なんだとか。五感で楽しめない人はどうすればいいのかとツッコミたくなりますが、機会があれば訪れてみたいものです。

 ちなみ、私の少年時代は「ケンタウロスの伝説」よりも「バリバリ伝説」でした。