公民館講座

 今回の土岐泉西公民館講座でのコーヒー講座は、トータルで4回目となります。昨年の冬に初めて依頼を受け、春と秋に年2回行うことにしました。毎回内容を少し変えて行っていますが、準備して運び込む道具がどんどん増えていき、来年が恐ろしくなってきます。

 コーヒー講座といっても、たった2時間程度の時間では簡単な抽出方法の説明となるのが残念で、あれもこれも盛りだくさんの内容になってしまいます。けれど、限られた時間では抽出の技術が身につくはずもなく、それならば楽しい実験のような内容にしてしまえと、お店にある豆を選りすぐり、様々な体験をしてもらうことに徹することにします。

 今回は、タンザニアの豆をコーヒープレスで淹れ、半分をペーパーで濾過して飲み比べたり、ブレンドを6個のコップに順に淹れ、抽出の段階でコーヒー液がどのように違ってくるかを確かめてもらいました。

 また、グアテマラのウオッシュドとナチュラル、コスタリカのウオッシュドとブラックハニー、エチオピアのウオッシュドとナチュラルを全員で淹れあって飲み比べを行ってもらったものの、抽出がそれぞれ安定していないので、違いをはっきり感じてもらえなかったようです。

 最後は、パプアニューギニアの生豆を使って手網焙煎を行ってもらったのですが、私がしっかり目配りしていなかったせいもあり、煎り止めが遅くなって真っ黒!極深煎りに仕上がってしまいました。でも、そんな焙煎したての豆を使ってコーヒーを淹れ、質疑応答でお茶(コーヒー)を濁したわけですが、果たして満足してもらえたのでしょうか?

 そうそう、記録し忘れましたが、最初に毎回のごとくロブスタをブラックと練乳入りで試飲してもらったので、トータルで10種類のコーヒーを試飲してもらったことになります。進行が悪く、講師も悪い、それでもってめちゃくちゃコーヒーを飲ませる公民館講座なんて遊んでるって言われても仕方がないですね。だって、本当に遊んでるんですから。