藩士の珈琲を楽しむ(2)

 

 弘前の成田専蔵珈琲店で「藩士の珈琲」を楽しんだ際、店内で販売されていた「ダンク式珈琲バッグ 藩士の珈琲」を買い求めました。今日は来店客も落ち着いたので、どんなものかとダンク式とやらを試してみたのです。

 コーヒー袋を開けると、コーヒーバッグに金属製のスティックが巻き付いており、スティックをまっすぐになるよう伸ばします。そして、大きめのカップに入れて熱湯160mlを注ぎ、しっかり浸し30秒程待つことに。その後、スティックを持って上下に動かす動作を1分間行って、コーヒーを適当な濃度まで抽出します。

 そうなると、ダンク式と謳っているものの、ダンク(dunk)には「液体につける」といった意味がありますが、これは上下に動かすところがミソなので、アップダウン(up down)式、いやアップ・アンド・ダウンup and down)式が良いのではと思ってみたり、使用しているコーヒーの量が8gと少なめと、妙なところが気になってしまうのでした。

 やはり、藩士の珈琲と言うからには豆を臼で挽いて袋に詰め、土瓶で淹れるスタイルでなければ雰囲気が味わえないというものです。当時と比べ物にならないくらい良いコーヒー豆を使用している筈なので、せめて形だけでも似せないと意味がないと感じました。

 そうやって遊んでいると、以前から調子の悪かったプリンターがとうとう使えなくなりました。「こりゃ困った!」と修理か買い換えか迷い、悩んだ末に選択したのが中古品の購入です。新品の半額以下の商品を見つけて「ポチッ!」と注文。ところが翌日届いた箱を開けると、あれ?CanonのはずがEPSONのプリンターが入っています。着払いで返送処理し、販売元へ電話連絡して再送依頼しましたが、結局アタフタするばかりで、棚に並んだコーヒー袋はラベルを貼らないままです。