一粒のコーヒー豆

 昨晩描いた絵手紙には、「一杯のコーヒーも 一粒のコーヒー豆から」と書きました。その時に、ふと思ったのです。「だったら、一粒のコーヒー豆で淹れるコーヒーもあっていいんじゃないか。」って。そこで、さっそく試してみようと思ったものの、そんなコーヒー器具なんて存在しないし、いったいどうやって試そうか?先ずそんなところから考えたのでした。

 コーヒー豆はミルで極細挽きにします。ペーパーフィルターは水出パック用の紙をハサミで切って、シール機でハリオのV60フィルターっぽく加工しました。さて、ドリップする方法ですが、周りを見渡すと、去年、ハリオのガチャガチャでもらったサイフォンのミニチュアが目に留まります。よく見るとロートの管が下まで開いていないので、カッターでコーヒー液が落ちるよう切り取りました。これでコーヒーが淹れられそうです。

 準備ができたのでコーヒー粉をセットし、ドリップポットのお湯を楊枝に伝わせて少量づつ注ぎます。適当な時間蒸らし、続いて注意深く数回に分けて注ぎながら、フラスコ部分にコーヒー液が溜まったことを見届け終了しました。

 さてコーヒーの味ですが、お湯の量が少ないために冷めてしまい、何となくコーヒーだと分かる程度の濃度になりました。やはり、「一杯のコーヒーは 一粒のコーヒー豆をそれなりに使って」という結果になったのでした。