伝える技術

 今朝は自宅からお店に向かう時間を遅らせ、7時30分から始まるケーブルテレビの番組を見る事にしました。それは、月曜日に行った泉西公民館でのコーヒー教室を、地元のケーブルテレビが地域のニュースとして取材したからです。

 コーヒー教室として2時間程の時間を使いましたが、番組では1分半にまとめていることから、使用された映像の順番が実際と異なったりしたものの、全体の雰囲気はナレーションで上手く伝わっていると感じました。私は受講者へいかに伝えるのか?ケーブルテレビは視聴者へいかに伝えるのか?といった対称や目的が違うものの、伝える技術は大切なことであり、未熟な自分が恥ずかしくなります。

 そんな中で救われたのは、映像に流れる参加者が楽しんでいる様子や、インタビューに答える人の笑顔です。拙い講師でしたが、2時間という短い時間の中で、コーヒーを通して楽しんでいただけたんだと、「まあ、良かったんじゃないの。」と呟いてみるのでした。

 今回、撮影に訪れたケーブルテレビのスタッフは、昨年、お店紹介番組のリポーターとして来店された方でしたが、その時とは随分雰囲気が変わり、ポロシャツに三脚を担いでキビキビ動く姿がとても似合っていたのです。あらかじめ決められた原稿に合わせてリポートするよりも、一人でその場に合わせて臨機応変に取材をする様子に、「働く姿ってカッコいい!」って思ったと同時に、テレビの画面に映る自分の姿を見ながら、妻から「痩せたら?」っていつもの言葉が頭に浮かびます。

 その後、お店で開店準備をしていると、一緒にテレビを見ていた娘から家族のLINEにテレビの画像が添付され、「お父さんの勇姿。(笑)」というメッセージ。本当に笑うしかありません。