中身は変わりません

 今までコーヒー豆のパッケージに使用していたクラフト紙の袋が、ボチボチ無くなる頃だから注文しておこうと業者のサイトを見ると、なんと「入荷待ち」になったきり暫く届かないことが判明。先日の朝ドラ絡みで、NHK風に言えば、「ボーっと生きてんじゃねえよ!」と、チコちゃんに叱られそうです。
 でもね、こういう場合は不可抗力というもので、「無いものは仕方がない!」と早々に諦め、イベント用に残しておいた赤いパッケージを使用することにしました。すると、お客様からは「特別な豆でも販売するのか?」と言われてしまいましたが、「中身は変わません。」と理由を説明したしだいです。
 結局、昨日と今日に焙煎したコーヒー豆で殆んどのパッケージが赤くなり、何だかイベントを実施しているようにも見えますが、はやり「中身は変わりません。」と説明する機会が増えそうです。面倒ですが、気分を切り替えて「夏のパッケージにしてみました。」って言ってみようかな。でも、赤色が夏をイメージするかは少し微妙な気もします。
 赤色の心理効果を調べてみると、「活力を感じ気持ちを前向きにさせる。」、「アドレナリンを分泌し興奮を促す。」、「熱や暖かさを感じる。」、「食欲を増進させる。」、「時間経過を早く感じさせる。」、「目を引き関心を集める。」などがあり、目を引き関心を集める以外は暑くらしい気分が増したり、コーヒーの癒し効果とは反対のようで逆効果なのかもしれません。
 そんな事が分かってしまうと、ますます「ボーっと生きてんじゃねえよ!」って声が聴こえてきそうで落ち込みますが、確かにそうした部分もあったんだろうと反省しながら、入荷待ちにになったクラフト紙のパッケージが届くことを待つのでした。