二人の先生

 コーヒーに関わる人の中では、「先生」とか「師匠」といった言葉が使われることがあります。今年参加したセミナーでも、講師のコーヒー生豆を扱う社長さんが、「このカッピングの仕方は師匠から教わったものです。」と言われたように、「先生」や「師匠」という言葉で師弟関係を表しているのです。

 もちろん、全ての人が使う訳もなく、私なんかは自分以外の人は勉強の対象であり、尊敬したり学ぶべき人だと思っているので、特に「先生」とか「師匠」はいません。

 今回、久しぶりにお会いした二人の先生は、中学三年生の担任の先生と、珈琲屋を開業する前に通った洋菓子教室の先生であり、いわば本物の先生なのです。

 西陵中学校3年B組の担任だった先生は恵那市岩村町に在住で、卒業以来何度も同窓会を行っている、数少ないクラスの担任でもあります。早期退職して第二の人生を始めるにあたり報告に伺った後、お店で先生を交えて同窓会を開いたこともあって、3年を経過した現在のことを話しながら、先生の様子を見に行ったのでした。

 第二の人生の先輩でもある先生は、自治会長、裁判所の調停委員、鳥獣被害対策実施隊などの仕事や、ヘボ(地蜂)や日本ハチミツの飼育、園芸、果樹の栽培などと、本人曰く「広く浅く」暇なしで活動されています。充実した人生を送っておられると同時に、人生の終盤部分を迎えていることから色々考えることも多いようです。

 私の第二の人生については、ブログを頻繁にチェックしていただいているおかげで、現状は充分把握いただいているようなのでありがたいばかりです。普段は意識していないものの、誰かが自分のことを見ていただいているというのは嬉しいものです。見守られているような気持ちになります。帰り際には、自家製味噌をいただいたので、豚肉を漬け込んで焼肉で美味しく食べさせてもらいました。

 もうひとりの先生は、JR新守山駅近くで「洋菓子教室ポットベリー」を開いている方で、主にプロとして開業を目指す人たちに洋菓子作りを教えておられます。約4年ぶりの訪問とあって忘れかけておられましたが、突然の訪問にも関わらず、なんとか思い出しいただけました。

 「ポットベリーはケーキスクールではありません、製菓学校でもありません、プロとして製造・販売できる人を育成します。」とホームページで前面に出しているように、短期間でプロとなるよう厳しく、叱られることの多い教室でしたが、それ以上に学ぶこともが多く、現在に生かされていると思っています。

 今日は、定休日を利用してお世話になった方々への訪問に費やした一日となりました。慌ただしかったものの、一つ区切りがついたようでホッとした気分です。

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コメント: 2
  • #1

    rakuso (水曜日, 23 5月 2018 06:55)

    先日は来てくれてありがとう。突然だったけど色々と話ができてよかった。本当にまめにブログっているね。見習いたいけど無理だ。

  • #2

    まめ蔵 (水曜日, 23 5月 2018 08:50)

    「ブログってる」ですか!私も気持ちだけは若くやっていきたいですね。