幻のコーヒー豆?

 Googleで「幻のコーヒー豆」と検索すると、うんちコーヒーの「コピ・ルアック」や「ブルボン・ポワントゥ」のサイトが表示されます。でも、今夜放送される、テレビ東京系報道番組「日経スペシャル ガイアの夜明け」では、なんと「パナマのゲイシャ」を「幻のコーヒー豆」として取り上げるようです。何をいまさら感でお腹いっぱいになると同時に、そもそも「幻」って言葉ってのは営業トークの常套手段であり、怪しい言葉なのだと笑えてきます。
 本来の「幻」は、実際にはないものが、あるように見えること。また、存在の確認が難しいもの。というのが正しい表現であって、もう既に世間に知れ渡っているのは決して幻なんかではないのです。むしろ別の意味で、「いつわる。人の目をくらます。人をまどわす。」で使用されることが多く、世間を騙すための表現の方が多いように思います。それとも、「たちまちのうちに、はかなく消えてしまうもの。」という意味で、「ゲイシャ」ブームが過去のものなるのかもしれません。

 メディアが発信する情報は、作る側の都合やお金の動きによって操作されるものだと理解した上で、どのように脚色されているかを探しながら楽しむべきものなのですが、まあ、私の場合は、後日のネット配信でゆっくり突っ込み入れながら見るのだけれど。