ぷらっと田楽を食らう

 昨日の定休日は前日の最高気温30度を下回り、25度程度と若干涼しくなりました。けれど、時折直射日光が指す時には、「暑い!」と思わず言ってしまいます。

 そんな気分を忘れようと、買い物の帰りに立ち寄ったのが、多治見市の虎渓公園にある吾平餅と田楽の店「若松屋」です。創業81年というだけあって少し古びれた感じはあるものの、昭和の香りがするレトロな雰囲気は何処か懐かしさがあります。屋外の屋根付きテラスで藤の花を見ながら、名物の木の芽田楽をパクリと頬張りました。

 お昼前だったこともあって客は自分ひとりだけ、母屋から2歳くらいの女の子が祖母を呼ぶ声がします。子供をあやしながら田楽を焼く女性、日陰に心地よい風が流れてタイムスリップしたような、何とも落ち着いた時間を過ごすことができました。

 時が経っても「あの○○が食べたい!」って思えるものはいいですね。流行りの物もいいけれど、やっぱり○○が食べたいと言ってもらえるよう物が名物と言えるのでしょうから、そんな記憶に残るような店にしたいものです。名物になるようなメニューはないけれど、「あの人が待っていてくれるという、マスターになれ。」というのが目標の一つなので、カウンターに座るとホッとできるようにしたいものです。