朝ドラ・パネル展示

 2027 年のリニア中央新幹線開業を見据えた観光振興について、岐阜県は南北観光軸(東美濃ふるさと街道)と東西観光軸(いにしえ街道)に沿って取り組んできましたが、昨年7月に、東濃7市町の首長と観光協会、そして県によって構成される「ひがしみの歴史街道協議会」を設立し、魅力ある観光地づくりに取り組むことになりました。(役所的に言うと)
 というか、連続テレビ小説「半分、青い。」が東濃地区を舞台にしていることから、便乗して町おこしに利用しようという感じです。そして、「半分、青い。」活用推進部会なるものができて、『連続テレビ小説「半分、青い。」活用アクションプラン』も、朝ドラ放送開始時期に合わせて作成されました。
 今回、その中の「イベント等による誘客促進」施策の一つである、番組パネル展の開催が23日(月)~27日(金)の間、瑞浪市役所であるため、土岐市開催(5月21日)前に一足早く見に来たのです。

 市役所の入口に入ると、直ぐに主人公の家族の等身大パネルが並び、さらに奥には、番組紹介用のビデオと何枚かのパネルがあります。その他に主人公が通った高校の制服と、幼馴染みの「命名 律」と書いた紙や、岐阜工業大学の受験票等が展示されています。

 でも、「これだけ?」といったのが正直な感想で、せっかく各地域を巡回する展示ならば、ロケ地に使用されたローカルマップを作成し、市民が我が町の再発見をするような行動を促すとか、番組の時代背景を意識した当時の品物も展示するなど、「そう!そう!」って言ってもらえるような企画にして欲しいものです。

 今後も、その他にも多くのイベントが予定されているので、朝ドラの好きな方はチェックされると良いかもしれません。個人的には、そこまでの興味がある訳でもないのですが、その中で少し気になったのは便乗商売が多く、様々なグッズが作られていることに驚きました。クッキー、寒天菓子、栗きんとん入り焼き菓子、ハチミツ、どら焼きといった食品から、陶磁器を使ったマグカップ、茶碗、ピンバッチ等々、せめてドラマに登場する品物にとどめる方が良いのではと思ってしまいます。「このチャンスに儲けるぞ!」って雰囲気が余りにも出てしまい。朝ドラ終了後の反動が他人事ながら心配になってしまいます。
 そんなこと妻に話すと、「いいじゃないの、お祭り騒ぎでも。みんなで楽しむ機会が出来ただけでも。」と言われ、そんな考え方もあってもいいのかと思ったしだいです。まあ、しばらくは「半分、青い。」ブームで、街が盛り上がれば楽しいかも。確かに、ドラマに出てきた「岐阜サンバランド」ってのも、昔、夏の盆踊りの代わりにサンバで行進するイベントが行われ、数年でポシャッた事もあったっけ!なんて話題に事欠かない朝ドラですからね。