エルサルバドルのコーヒー

 エルサルバドルのコーヒー生産量は38,636tで世界24位(2016年:FAO)です。1975年には世界3位を記録したこともあるようですが、内戦によって大きく順位が下がりました。今回はその内戦について知るため、映画を見たり本を読んだ訳ですが、コーヒーについては触れてきませんでした。それは、ホームページを作成する際に調べたこともあって、自分がサボっただけなので、以前調べてから新しい情報を見ていないことになるため、今回改めて調べる事にしたのです。

 エルサルバドルのコーヒーについて調べるに当たり、JICAのホームページから様々な取り組みを知ることになりました。内戦後の復興のために教育・保健医療・水資源・防災・ガバナンス・運輸交通・経済政策・民間セクター開発・農業/農村開発・自然環境保全・水産・都市開発・地域開発・環境管理と幅広い活動が行われており、内戦で失ったものを取り戻すと同時に、様々な格差を減らす努力がなされ、映画や本の影響もあってか何だか嬉しくなります。

 コーヒーについては、JICAエルサルバドル事務所インターンの金子智弘氏のレポートがあり、エルサルバドルのコーヒーが知名度やストーリー性に弱く、「美味しいコーヒーだけど。」と日本のロースターに言われように、日本への輸出量はまだまだ少ないのが実態で、そうした課題や、販路拡大に向けての取り組みが記載されています。

 また、エルサルバドルの生産地として新しいチャラテナンゴ(Chalatenango)地域の品質向上が近年目覚ましいので、今後、お店でエルサルバドルのコーヒーを扱いことになれば、注目していきたいと思ったしだいです。