フランスの日常を聞いてみる

 年賀状も無事にポストへ投函し、今年の年末は店内の大掃除を残すだけとなりました。年明けに向けての細かな準備はあるものの、これで新しい年を迎えられそうです。

 そんな朝、フランス人の旦那さんを伴って、娘の同級生夫婦が来店されました。彼女は今年フランス人と結婚し、夏にフランスへ移住したのですが、年末年始に合わせて帰国していたのです。そこで、フランスでの暮らしぶりや世間話をしながら、日常生活やコーヒー事情なんかを聞いてみました。

●電車が頻繁に止まる

 パリ郊外に住んでいるため電車を利用しているそうですが、電車が訳もなく止まるそうで、時刻表が勝手に変更されて戸惑うんだとか。

●地下鉄でスリ注意のアナウンス

 パリ市内の地下鉄では、観光地に近い駅構内でスリ注意のアナウンスがあるそうです。特に観光客が狙われることが多く、日本語でのアナウンスもあるとか。

●フンの始末をしない

 パリ市内に限らず、ペットのフンの始末をしないのが普通なんだとか。専門の清掃員が定期的に掃除をするそうですが、たまには運(ウン)悪く踏んでしまうことも。

●ゴミの分別はいいかげん

 住宅の前にはゴミ箱があって、決まった日に収集車が回収するそうですが、ゴミの分別は一応奨励されてはいるものの、分別はいいかげんなものになっているようです。ゴミのリサイクルいいかげんでも、古い服や靴などは町に回収場所があり、海外の貧しい人々に提供することになっているそうです。でも、実態は不明だとか。

■ネスプレッソが普及

 ジョージ・クルーニーのCMでお馴染みのネスプレッソが普及し、多くの家庭や職場で利用されているそうです。カプセル式のマシンやカプセルも互換性の安価なもが販売されており、家庭での利用も一般的になっています。来店されたご夫婦はインスタントコーヒーを利用しているんだとか。

■スタバが増えたものの

 スターバックスが急激に増えているそうですが、5ユーロ以上と値段が高くて利用しないんだとか。雑貨も扱うコーヒーバーのようなところで、エスプレッソを2ユーロ程で飲むそうです。

■カフェオレは朝

 フランスと言えばカフェオレといったイメージですが、カフェオレは朝に飲む物として定着しており、普段はもっぱらエスプレッソなんだそうです。カフェオレもエスプレッソにミルクという組み合わせが普通とか。

■メニューにカフェオレがない

 多くの店ではカフェオレという名称でメニューに載せていません。ミルク入りでコーヒーはたっぷりを飲みたい場合は、「cafe creme(カフェ・クレーム)」と注文し、日本のように薄くたっぷりのコーヒーを飲みたい場合は、「cafe allonge(カフェ・アロンジュ)」と注文すれば、エスプレッソをお湯で薄めたコーヒーが出てくるそうです。

 こんな感じでお喋りしていましたが、コーヒーを注文するためにフランス語を覚えたところで、生涯フランスへ旅行に行くことはきっと無いだろうと思ったのです。それよりも、フランスで北朝鮮の話題がニュースに上がることに驚きました。