イベントを楽しむ

 「コーヒーの日」のイベントとして、9月30日と10月1日の2日間について、コーヒー豆の割引販売を実施しました。これで開業から3回目となりますが、年々コーヒー豆購入リピーターが増えているのに合わせ、2日間の利用者も33名と増加しました。(リピーター未登録者を除く)また、案内葉書が配達された20日から29日にも、割引前にも関わらず15名の方が来店され、一定期間に多くの方とコーヒーの話や試飲をしていただき、有意義なイベントにすることができたと思います。

 このような割引イベントであってもチラシを配布することもなく、ホームページでの周知とリピーター登録者への葉書送付のみという、きわめて限られた周知方法を取っています。それには理由があって、リピーター登録を行っていただいた方への特別感を僅かでも感じてもらうことと、お客様からクチコミでコーヒー愛好者へ広げてもらうためです。

 正直、リピーター登録する際に住所氏名の情報を頂いているわけですから、何らかの特別なサービスがあってしかるべきですが、お客様の満足度を満たすような施策があるわけでもないため、葉書を工夫したりする程度になってしまうのですが、せめて自分たちしか知らないお得な情報として感じてもらう必要がありました。「あなただけに。」という形をどのように提供するかは、今後も色々試行錯誤していくつもりです。

 今回、昨年のデータに基づいて焙煎量を予測して準備しましたが、結局、朝昼晩と焙煎を繰り返すことになり、10月1日の夕方には商品棚はスカスカになってしまいました。普段より商品選択の機会を多くしようと12種類を用意し、いつもと違うコーヒーを試してもらう狙いどおりにはなったものの、希望の商品がなくなってしまう事態もあって、焙煎量の調整は難しいものがあります。焙煎日を明記しているだけに、在庫を多く持つこともしたくないし、悩ましい現実です。

 ちなみに、30日のイベント初日の朝に来店された方は、「買うだけでいいですか?」といって店内に入られたため、「朝から調子いいではなか!」と思っていたところ、コーヒー豆ではなくてクッキー目当ての方でした。「この店のクッキーのファンなんです。」って言ってもらえて嬉しいのですが、何だか拍子抜けしてしまいました。

 そんなこともありながら、このイベントを楽しむことができ、お客様には感謝するばかりです。ありがたい。ありがたい。