顔か~?

 誰もが自分自身にコンプレックスを持っているもので、私も外見上のコンプレックスはあるものの、この年になると両親のDNAだと諦めらがつきます。ただ、子供が小さい時、部屋に飾ってあった結婚式の写真を見て、「あの男の人だれ?」って尋ねられた時は正直ショックだったものです。確かに体型は丸くなっているし、毛髪は少なくなるわ、妻から「騙された。」と言われても反論できませんでした。

 そんな外見上について、時々お客様から「年齢は?」と尋ねられることもしばしばあるのですが、概ね実年齢よりも高く見られるものでした。ところが昨日は、初めて来店された60代の男女二人から、「50代前半だと話していました。」と言われ、ちょっと嬉しい気分に。多少なりとも若く見られるのは嬉しいものです。そして、いつ開店したのかなどの話をする中で、「その笑顔なら長く続けられますよ。」と言っていただけました。お礼を言いながら、「若く見える顔か~?と思ったら笑顔か!」でも、笑顔だけで商売が長続きするなんて、考えてみれば根拠のない話です。確かに笑顔は大切なんですが、顔占いでもする人なのか?・・でも、どうせ褒められるなら若い女性が良かった。なんて中高年しか利用されない珈琲屋が、横道に逸れた事ばかり考えるのでした。

 そんな笑顔でいられるのも、家族が健康で仲が良いからです。誰かが病気をしていたり、いつも喧嘩ばかりしている環境では、作り笑いはできても心からの笑顔にはなりません。お客様の言葉が現実になるように、ずっと笑顔でいられるようにしたいものです。