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 コーヒー本といわれるコーヒーをネタにした本は山ほどありますが、内容には満足できるものは少なく、特別な情報や知識が盛り込まれているわけではなく、業界に配慮した都合の良い知識や、一部の考えに方に偏った情報が記載され、正直がっかりする事も少なくありませんでした。
 しかし、中には読み応えのある本も存在し、最近では2016年2月に発売された「コーヒーの科学 : おいしさはどこで生まれるのか」旦部幸博著 (講談社ブルーバックス)は秀逸でした。『今では、我々の生活に欠かすことのできない嗜好品となったコーヒー。その独特の香味はどのように生まれるのだろうか。自家焙煎店で培われた職人の技術と知恵を科学の視点で徹底分析。味をコントロールし、自分好みのコーヒーを淹れる秘訣が見えてくる。科学論文に基づく知見を踏まえて、コーヒーのさまざまな謎に迫る!』(書評抜粋)と、業界の外から客観的に捉えた科学的視点が魅力的です。
 その著者が今度は、コーヒーの歴史本を秋に出版するとの情報を得ていたので、以前から楽しみにしていたところ、いよいよ10月18日に講談社現代新書から、「珈琲の世界史」のタイトルで発売されることになったのです。説明文の『コーヒーブームを生んだのはナポレオン!?モカ港はなぜ衰退した?日本最大のブームはいつ?誰も書かなかったコーヒー1200年史!』を読んだだけで興味がムとクムク湧いてきます。思わず、アマゾンの予約注文ボタンをポチッと!クリックして申込んじゃいました。
 待ち遠しいナ~!って思いながらも、アマゾンの書籍配達がヤマト運輸から日本郵便に移ったこともあって、到着日が一日遅れになっていることを思い出し、どうしたものかと思い悩むのでありました。早く読みたい。