「コーヒーの日」

 9月に入ったかと思ったら、もう一週間が経過しようとしています。こんな感じで直ぐに10月になってしまうので、10月1日の「コーヒーの日」に合わせたイベント葉書の準備を、できるだけ早めにしなくてはと思っています。

 この「コーヒーの日」については過去のブログで記載しているため省略しますが、「〇〇の日」というのは毎日存在し、車に乗った際にナビが「今日は〇〇の日です。」といって教えてくれ、とても覚えられるものではありません。
 ところで、「コーヒーの日」以外でも、関連する「〇〇の日」が色々あるんです。先ずは、4月13日の「喫茶店の日」。明治21年(1888年)の4月13日に東京・上野に日本初の喫茶店「可否茶館」が開業したことに由来するそうで、「喫茶(きっさ)」とは、もともとは鎌倉時代に中国から伝わったお茶を飲用し、効用をたしなむ習慣や作法をさす言葉だったそうですが、今は「喫茶店」といえばコーヒーや紅茶などの飲み物、ケーキや軽食を出す飲食店のことになっています。ちなみに、「家計調査(二人以上の世帯) 品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市別ランキング(平成26~28年平均)」によれば、「喫茶代」への支出金額の1位は地元の岐阜市です。一般的に喫茶店のモーニングといえば名古屋だと思われがちですが、岐阜市もモーニングが有名なんです。

 「コーヒーの日」があれば、11月1日の「紅茶の日」もあります。1791年(寛政3年)の11月1日に、伊勢の国(現・三重県)出身の船頭・大黒屋光太夫という人物が、ロシアの女帝・エカテリーナ2世のお茶会に招かれ、日本人として初めて本格的な紅茶を飲んだ、という逸話からきているそうです。紅茶といえば、比較近くの場所にある尾張旭市は「日本一おいしい紅茶の街」として町おこしをしています。10月22日(日)に紅茶フェスティバルが行われ、紅茶の製茶体験や紅茶のセミナーが実施されるので、紅茶に興味のある方にはオススメです。

 また、6月1日の「牛乳の日」もあります。酪農の盛んな地域では、新しい草が伸びる頃から放牧を始め、冬を牛舎で過ごした牛たちは野に放たれ躍り上がって喜び、思う存分青草を食みます。生命力あふれるこの時期、ミルク、これをもたらす命や自然、働く人々に感謝するお祭りやお祝いが世界各地で行われることから、日本酪農乳業協会(現 Jミルク)が平成19 年に6月1日を「牛乳の日」と定めました。

 面白いところでは、8月1日の「カフェオーレの日」なんてのもあります。「牛乳の日」の6月1日と、「コーヒーの日」の10月1日のちょうど真ん中をとって、8月1日を「カフェオーレの日」に定めたそうです。確かに「カフェオーレ」は、まろやか風味のミルクと、香り高いコーヒーのバランスを追求して、その割合50:50にこだわった商品です。つまり、牛乳とコーヒーの中間が「カフェオーレ」というわけで、グリコ乳業がロングセラー商品の「カフェオーレ」をPRするために、8月1日を「カフェオーレの日」と制定し、日本記念日協会の認定を受けたんだとか。大阪でカフェオーレが出てくる蛇口なんてのを、テレビのニュースでやってましたね。

 横道に逸れてしまいましたが、「コーヒーの日」に合わせたイベント葉書のイラストでも考えなくっちゃ!