詐欺に御注意!

 隣の市に住む姉が一枚のハガキを持ってきて、「こんなハガキが配達されたけど、人を騙すためのハガキだよね?」と心配そうに差し出しました。差出人は法務省管轄支局 民事訴訟管理センターで、内容は以下のとおりです。(長いですが全文を載せます)『総合消費料金に関する訴訟最終告知のお知らせ この度、ご通知致しましたのは、貴方の利用されていた契約会社、ないしは運営会社側から契約不履行による民事訴訟として、訴状が提出されました事をご通知致します。管理番号**** 裁判取り下げ最終期日を経て訴訟を開始させていただきます。尚、ご連絡なき場合、原告側の主張が全面的に受理され、執行官立ち合いの元、給料差し押さえ及び、動産、不動産物の差し押さえを強制的に履行させていただきますので裁判所執行官による執行証書の交付を承諾していただくようお願い致します。裁判取り下げなどのご相談に関しましては当局にて受け賜わっておりますので、職員までお問合せ下さい。尚、書面での通達となりますのでプライバシー保護の為、必ずご本人様からご連絡いただきますようお願い申し上げます。
※取り下げ最終期日 平成29年9月5日
法務省管轄支局 民事訴訟管理センター
東京都千代田区霞が関3丁目1番7号
取り下げ等のお問合せ窓口  03-5962-※※※※
受付時間 9:00~20:00(日、祝日除く)』

 9月4日に配達されて最終期日が9月5日と切迫しているので、焦る気持ちを利用したタチの悪い詐欺ハガキなんです。「大丈夫!詐欺のハガキだから決して相手に電話しないように。」と届いたハガキを預かっておきました。以前から時々見られる詐欺目的のハガキが又流行りだしたのかと思い、独立行政法人 国民生活センターのホームページを見ると、あるある!既に注意喚起がされていました。

 「民事訴訟管理センター」からの架空請求ハガキは無視してください!

「民事訴訟管理センター」からハガキが届いても、決して相手に連絡せず、支払わずに無視してください。不安を感じたり対処に困ったりした場合には、すぐにお近くの消費生活センター等(消費者ホットライン188(いやや))に相談してください。「民事訴訟管理センター」と名乗る機関からハガキが届いたとして全国の消費生活センター等に寄せられた相談が今年3月下旬から急増しています。消費者に、過去に利用した業者への未払いがあると思わせ、それに関して「裁判所に訴状が提出された」「給与、動産物、不動産物の差し押さえ」などと脅して不安にさせたうえで、訴訟の取り下げ等について相談するよう、誘導しています。消費者が「民事訴訟管理センター」に連絡をしたところ、弁護士を名乗るものを紹介され、最終的にはコンビニでプリペイドカードを購入し、お金を支払ってしまったとの相談も寄せられています。

 と、こんな感じで注意を呼びかけています。また、いくつかの市町村でも独自に注意メッセージをだしているので、こんなもので引っかかる訳が無いと思うのですが、現実には多くの人が騙されるようです。本当に腹の立つ事です。とりあえず、姉のような人のためにとブログにアップしてみました。