イノベーション

 一般社団法人 日本スペシャルティコーヒー協会が主催し、東京ビッグサイトで9月20日から22日まで開催される「SCAJ2017」に、今年も一日だけ日帰りで行く予定です。このイベントは、国内外のコーヒー関連企業や団体が出展し、世界各国のコーヒー生産者や機器メーカー、関連業者などの最新情報が日本に集結する、アジア最大のスペシャルティコーヒーイベントなので、開業前から興味を持って覗いています。
 今年のテーマは「革新の時」(The Age of Innovation)。趣旨は、「近年スペシャルティコーヒーのサプライチェーンで、数々のイノベーションが起こっている。イノベーションこそが、スペシャルティコーヒー業界を成長させてゆく」らしいです。多様で革新性のある商品、技術、流通情報が会場に満載だそうだけど、「革新」という言葉から受ける印象は、「保守と革新」という政治の場で使われ、革新と言われながら本当は保守や中道だったりする、政治の怪しい世界を連想せる言葉だし、「イノベーション」は経営者が好きな言葉で、中間管理者が連呼すると部下から嫌われ、現場が真面目に革新案を出すと上司から拒否され評価が下がる、看板倒れの言葉の印象があります。
 私が過去に行った際のテーマは、2014年「サプライズ」、2015年「多様性への招待」、2016年「多様性と革新」、そして、「革新の時」と多様性から革新へと移っていく感じがしますが、いったい革新とは具体的に何を示してくれるのでしょうか。私の知らない革新的な現実を目の当たりにすることができるのか、商業的なコジ付けで使ってみた言葉だけなのか、しっかり確かめたいと思います。

 残念ながら定休日以外の日に開催されるため、一日だけですが臨時休業させていただきます。