ブラジルコーヒー紀行

 午後からのコーヒーセミナーの前に、セミナー会場近くにある日本で唯一のコーヒー博物館、「UCCコーヒー博物館」へ立ち寄ります。2013年にリニューアルオープンしてから3度目の訪問となり、いつものようテイスティングコーナーで試飲をします。今回はブレンドのアイスコーヒーを、水出しとお湯で抽出したものを冷ました物の飲み比べです。

 そして、博物館全体を見学後にはパソコンによるコーヒークイズに挑戦し、顔写真入りのコーヒー博士の認定証をもらいます。これがあれば、1年間は入場料無料ってことになっていますが、一度も1年以内に訪問したことがありません。それに、コーヒーアカデミーのカードでいつでも無料で入館できるんです。

 目的地のセミナー会場はUCC神戸本社のUCCコーヒーアカデミーです。今回のセミナーは『ブラジルコーヒー紀行』と題したブラジルのコーヒー生産がテーマ。日本の約23倍の大きさのブラジルは、世界のコーヒーの生産量第1位です。そんなブラジルの広大な土地では、様々なエリアでコーヒーが栽培されており、同じブラジルで育ったコーヒーでも、標高や気候など、栽培環境の違いによって、味の違いが生まれます。今回のセミナーでは、写真や映像とともに、各エリアの農園の話を聞き、実際にコーヒーの飲み比べも体験しました。

 今回の講師である藤井昭彦さんは、UCCコーヒーアカデミー専任講師で、ブラジルコーヒー鑑定士でもあり、昨年訪問された4つの州の6箇所の農園の話を、画像と動画を織り交ぜて分かりやすく説明してもらい、ブラジルの12種類の豆をカッピングします。それと同時に、ブラジルで栽培されているカネフォラ種のコニロンと、ベトナムとインドネシアのロブスタの飲み比べや、アカデミーでは定番の欠点豆4種類も加わり、大変貴重な経験をすることができました。

 今日は、午前と午後に渡ってコーヒーに関する場所を巡り、久しぶりに満足した一日を過ごすことができました。さて、明日からのエネルギーも充電したことだし、 ブラジルのコーヒーイベントでも考えてみますか。