サンプル焙煎をしてみる

 5月から新たに2種類の豆を扱うことに決め、今日はサンプル焙煎を行いました。一つはニカラグアのサンタアナ農園SHGで、もう一つはパプアニューギニアのハイランドスウィートです。

 豆の品種は、ニカラグアがカツーラがメインで、ビジャサルチ等の加わったもの。パプアニューギニアはティピカがメインで、アルーシャと僅かにブルボンの加わったもので、両方とも柑橘系の香りでフルーティーさがあるものの、ニカラグアにはコクがあり、パプアニューギニアは淡い甘さとすっきりした後味と、それぞれ特徴を持ったコーヒーです。

 特にパプアニューギニアを選択した理由には、グアテマラのカルメン農園ティピカが入手できなくなることから、ティピカを栽培する生産国だということがあります。コーヒーが生産国の栽培環境や品種によって個性を持つことから、限られた品揃えの中で多くの品種の豆を提供したいという考えに基づいています。

 サンプル焙煎は幾つかのパターンで行い、イメージしていた物で焙煎度を決めましたが、お客様がどのような感想を持たれるか不安な面もあるものの、新しいコーヒー豆と出会うのは楽しい時間です。世界中で70か国以上の国がコーヒーを栽培しているそうですから、まだまだ楽しみは尽きることはありませんね。