ドリップバッグの試作

 この地方では、この冬最大の寒波がやってきそうです。今日も一日曇り空で、今にも雪が舞い落ちてきそうな雰囲気の中、お客様と交わす挨拶も「寒いですね!」が多くなりました。

 こんな天気の中でも来店されるお客様に感謝しながら、イベント用にしか作っていないドリップバッグを試作してみます。試作のポイントは、これまでブレンドのみ作っていた物以外を作り、数日経過してからの味のチェックを行うことです。挽きたて淹れたてが美味しくコーヒーを飲む最低限の条件なのですが、ドリップバッグは事前に挽いて封入しなければならず、当然コーヒーの香りが失われてしまいます。その点を実際に提供できる商品になるか確認したいのです。

 コーヒーを挽いて封入すると数時間で袋が膨らみ、新鮮なコーヒーであることに満足しながらも、抜けて出る炭酸ガスとともに香りも抜けてしまうため、「もったいないな~。」って思うのでした。個別に貼ったシールもデザインが単調で、自分のセンスの無さを痛感してしまいます。

 寒い日には頭の中だけでもホットにして、冬眠してしまわないように無い知恵を絞りながら「あ~でもない。こ~でもない。」と動くのでした。