「飲んで 食って 歌へ」

 昨晩もいつもの通り、録画した朝ドラを妻とともに見ていました。正月らしく、坂東家繰り広げらるコミカルな内容で、本筋から逸れたおかげでジレッタさも感じないですみました。

 五十八と長太郎が兄弟喧嘩をする中、母のトク子が亡き夫が残した書があるといって、押し入れから探し出したその書には、「飲んで 食って 歌へ」とだけ記されていました。その書に拍子抜けした二人は仲直りし、自分たちの考え方を改めたのでした。

 「飲んで 食って 歌へ」

 人間、飲んで食って歌えれば、そこそこ幸せな気分でいられると思うし、人生の終盤においては、あれこれ拘らずに暮らすことが一番だと、妻と顔を見合わせてうなずくのでした。

 そうは言うものの、酒には弱いし、メタボで食べ過ぎに注意されるし、歌は家系なのか家族全員音痴だしな~。と、未だに中学時代に音楽の成績表が「2」であったことを思い出すのでした。

 そこで、少しばかり考え方を変えて、「飲んで 食って 笑へ」にしてみました。美味しいコーヒーを飲んで、腹八分目まで食べて、おおいに笑うことなら出来そうな気がします。人生80年ならば、残すところ20年余りなのだから、それくらいが丁度よいのかも知れません。