今回の焙煎体験会は、3名ともグアテマラの豆を希望されたので、それぞれ違った味になることを予想していた通り、ほんの少し煎り止めのタイミングが異なるだけで、三者三様のコーヒーが出来上がりました。
サンプルに用意した4段階に焙煎した豆も、グアテマラで揃えてあるため、酸味が浅煎りから深煎りにかけて減っていき、苦味が増していくことを体感してもらえたことも狙い通りです。
やはり前回の時と違って、時間の使い方が慣れているせいか、無駄なく進行できたのが余裕を持った説明ができた要因のように思います。何だか前回の方には少し申し訳ないような気分です。
焙煎体験会という新しい取り組みを行ったので、案内状を出した方がどのような反応を示されるのか正直不安でしたが、応募を締め切った後も何人もの方から問い合わせがあり、こうした企画を今後も続けていきたいと思ったしだいです。意外だったのは、男性よりも女性の方が関心が高く、男性が参加しやすい休日の夜という設定した意図がみごとに外れてしまいました。
生豆から焙煎という工程を経て、香り高いコーヒー豆になることを体験してもらい、コーヒーの産地や品種はもちろん、焙煎によって大きく味わいが異なることを知っていただいたことで、コーヒー豆の選び方や楽しみ方の幅が広がればいいな~と思います。
「愛着が湧いて欠点豆として取り除くのが惜しくなっちゃう!」と言ってもらえたように、明日からの一杯はきっと特別なものになるのだと思える一日になりました。
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