なんじゃもんじゃ街道

 連休中の忙しさの反動と雨のせいか、今日の午後は来店も少なくノンビリと過ごしていました。そんな時には、定休日にしてみたかった事をあれこれ考えながら、タブレット端末を使って色々な事柄を検索し、ここへ行ってみたいとか夢ばかり見ております。

 ふと思い出したように、先日通った道路に「なんじゃもんじゃ」の街路樹が続いていたのが気になりました。気になるとじっとしていられなくなり、閉店後に急いで車で向かいました。そこで見つけたものは「なんじゃもんじゃ街道」の立札です。へ~!確かに土岐市の木はヒトツバタゴで、別名「なんじゃもんじゃ」と呼ばれる白い花が咲く木なのですが、そんな街道があるなんて気付かなかった!

 ヒトツバタゴは国内では長崎県対馬北端、岐阜県木曽川周辺、愛知県の一部などに自生しており、国の絶滅危惧II類(VU)に指定されているんだとか。5月から6月にかけて土岐市内の白山神社や織部の里公園などで、雪をかぶったような白い花を見ることができます。また、どんぶり会館前の県道66号線沿いは、ヒトツバタゴが多く植えられていることから「なんじゃもんじゃ街道」の愛称が付けられているそうなんです。

 ちなみに、この「なんじゃもんじゃ」という名前の由来について面白いエピソードがあります。ごぞんじ水戸黄門こと徳川光圀が時の将軍に「あの木は何という木か」と尋ねられ、その返事に窮してとっさに「なんじゃもんじゃ!」であると答えたと言われています。黄門さまならではの逸話ですが、本当のところは良くわかりません。