江南藤まつり

 今朝から昨晩に続いて焙煎を行い、ハンドピックする目がだいぶぼやけてきました。目が疲れた時は綺麗なものを見るのが良いのですが、お店では目を奪われるような綺麗な方が来店されることもないため、午後からは以前から気になっていた、「江南の藤まつり」に出かけることにしました。

 江南藤まつりは、尾張津島藤まつりと合わせて、尾張の2大藤まつりと言われており、14世紀前半、後醍醐天皇の勅願で建立された古刹曼陀羅寺の隣に作られた「曼陀羅寺公園」で行われています。昭和28年ころに、曼陀羅寺奉賛会が曼陀羅寺を「藤の名所にしたい」と境内に植えたのが始まりで、昭和41年には、第1回藤まつりが開催されて、今回で51回目となるようです。
 期間中は、早咲きから遅咲きの中にも、紫・紅・白と様々な色や、房は長く優雅な花房・短く可憐なもの・八重咲きのものなど、12種類約60本が色鮮やかに咲き誇っていました。藤の甘い香りに誘われて蜂が飛んでくるので気になりますが、広い境内に咲き誇る藤の花を見ながら目も心もリフレッシュです。

 藤の花言葉は『あなたを歓迎します』だそうです。偶然にもお店をしている私にとって、おもてなしの心を表すピッタリの花でした。無事、開店から1年が経過しようとしています。もう一度初心に戻って、明日からのお客様をお迎えしようと思ったのでした。