つくし だれのこ

 「つくし だれのこ すぎなのこ つくし はるです あそぼうよ」という童謡がありますが、「つくしの子が恥ずかしげに顔を出します もうすぐ春ですね~エ!」の歌詞が直ぐに出るキャンディーズ世代の私には、こちら方がしっくりきます。

 とは言うものの、もうすぐ春どころか春全開と桜が咲き誇っているこの時期に、瑞浪市に住む姉夫婦が畑に出ていた土筆(つくし)を沢山持って来てくれました。そうなると袴を取るのが大変です。家族四人がかりで画像のような量の土筆の袴を取りました。爪の間は胞子とアクで、たちまち黒くなってしまいます。

 つくしの学名は「Equisetum arvense」と言い、英語では「Horsetail」と呼んでいます。 日本語の「土筆」といい、英語の「馬の尻尾(しっぽ)」といい、まさにつくしの姿を言い表すには的を得ていると感心してしまいます。

 我が家では早速、妻が玉子とじと佃煮にして料理してくれましたが、若い世代ではつくしを食べたことも無い人が多いようです。テレビアニメの「ちびまるこちゃん」でも佃煮にして食べている光景があったようですが、この頃は「道に生えているものなんか汚い!」なんて言われかねないのかも知れませんね。