話題のスポット

 来店されるお客様との会話の中で、観光スポットとなっている場所について話題になることがあります。「そうらしいですね~!」「ヘ~そうなんですか?!」などと話していると一度見てみたくなるものです。そんな訳で、今回は岐阜県関市の「今、話題のスポット」をドライブしてきました。

■モネの池

  関市板取下根道上448番地にある根道神社 (ねみちじんじゃ)の横にある貯水池が、この地を訪れた観光客たちから「クロード・モネの絵画『睡蓮』の連作を彷彿とさせる」と評判になっています。特にネットを通じてアマチュア写真家が撮影した画像が話題になり、ローカルのテレビ局までがニュース番組の中で取り上げるほどです。どこにでもあるような田舎町の神社の池なのですが、湧水の透明度が高くて、池に泳ぐ鯉が絵に描いたように美しいのです。平日にも関わらず引っ切り無しに見学者が訪れる観光スポットになっています。

■五郎丸ポーズの仏像

 関市日吉町の関善光寺に安置されている仏像が、ラグビー日本代表の五郎丸歩選手がキック前に取るルーティンの「合掌ポーズ」にそっくりだと話題になっています。この仏像は境内の大日堂にある銅製の座像「宝冠大日如来(ほうかんだいにちにょらい)」(高さ約3メートル)。仏像が両手で示す象徴的なポーズである「印相(いんそう)」は両手の親指と人さし指の第1関節を合わせ、残り3本の右指が左手の中指から小指にかけて覆っています。参拝者から「五郎丸選手のポーズに似ている」と指摘された住職が、自身のフェイスブックに「関の五郎丸」と紹介して広まったんだとか。本尊の丈六阿弥陀如来は木造仏としては岐阜県最大の大きさで、約五百年前に作られた立派なものだけに、五郎丸ポーズの仏像だけに注目が集まるのも残念かな。そして、ここも参拝客が平日にもかかわらず大変多かった。

 今回、関市にある話題のスポットを見てきましたが、話題はいつしか下火になってしまうものです、時期をしばらく置いて改めて訪問してみたいと思います。また、次に話題になりそうなのが、岐阜県加茂郡八百津町にある杉原千畝記念館だろう。八百津町出身の杉原千畝が第2次世界大戦時、ナチスに迫害されたユダヤ難民にビザを発給して救いの手を差し伸べ、「日本のシンドラー」とも呼ばれた外交官・杉原千畝の半生を描いた映画が公開されることや、今年9月に杉原千畝関係の記録がユネスコ記憶遺産の国内候補に決定するなど、今後注目されそうです。

 こうした地元岐阜県の話題がでてくることは、全国的に認知度の低い岐阜県民にとっては嬉しい事です。そうした地元の人にも知られない場所を巡るのも今後の楽しみになりそうです。これからもお客様との会話からいろいろな事が広がりそうです。ちなみに、「モネの池」の様子を動画にしてYouTubeにアップしましたので、興味のある方はご覧ください。