SCAJ 2015

 臨時休業にさせていただき、東京ビッグサイトで行われるSCAJ2015へ日帰りで行ってきました。今年の展示会“SCAJ2015”のテーマは、「多様性への招待」(Invitation to Diversity)だそうです。冒頭の挨拶文のように、生産国がプレゼンテーションするコーヒーの多様性、最新の理論と技術に裏打ちされた焙煎機、抽出器具の多様性、バリスタやサイフォニストの高度な抽出技術と、そこから生み出されるカップの液体の多様性といった、さまざまな多様性に出会い、スペシャルティコーヒーの素晴らしさを実感できるのか?を体現するため東京まで出かけてきました。

 久しぶりの東京とあって、田舎者には歩くスピードや人混みは疲れが倍増しますね。やっぱり土岐市がいいと思いました。早朝からの家を出て、オープンセレモニーに間に合う10時前には到着しましたが、既に多くの人が受付に集まっています。

 入場後はほとんどのブースで出されるコーヒーを試飲しました。もちろん、高級豆として知られるブルーマウンテンやパナマのゲイシャなどなど、けれど、大量に抽出されたコーヒーには、店舗で提供されるような味わいには程遠いような気がします。その点、生豆の輸入商社や抽出器具販売のブースのコーヒーは丁寧に抽出されており、新たに仕入れたい豆もいくつか候補ができ、そこそこ満足満足。

 各ブースを全て見て廻り、包装材料やコーヒー関連商品を実際に確かめながら、バリスタチャンピオンシップの準決勝を見ながら午前中を過ごし、午後からは二つの産地セミナーに参加して帰路に向かいました。「多様性への招待」を体現できたかと言えば、昨年と同じ印象だったので多様性を招待された気がしなかったといったところです。

 会場には、昨年自分が付けていた開業予定の入場者証を多く見つけ、様々な年代の人達が始めるんだと思いながら、ちょっとエールを送りたい気分でした。でも、東京までの日帰りは疲れました。