ドリップバッグ

 今日は、次女から手土産にしたいのでコーヒーのドリップバッグを作ってほしいと頼まれ、ご覧のようなクッキーとの詰め合わせを用意しました。でも、正直このドリップバッグは戸惑いながら作っているんです。なぜなら、豆を挽いてから実際に使用されるまでの期間が予想できず、美味しく飲んでいただけないと心配してしまうからです。

 ドリップバッグのコーヒーというと、スーパーや通販で安くて手軽に利用できるという印象ですが、豆を挽いてから相当な期間が経過しており、コーヒーの香りもガスとともに抜けている状態となります。そして、自家焙煎店が手詰めで作っているドリップバッグはコストも高く、多くが一袋170円前後で販売されているのが実態です。そうした理由から、当初は販売を予定していなかったのですが、コーヒーメーカーなどの抽出器具を持ち合わせていない方のため、事前申込みという条件で時々ご用意してきました。

 コーヒーのドリップバッグというと、大量生産・大量消費を前提とした工業製品のイメージがあるので、しばらくはコソコソ作っていくつもりです。いくら注文を受けてから挽いて作っても、お店で出す味を再現することは不可能なのですから。