アイスコーヒー(2)

 今日も暑かったですね。そんな訳で、引き続きアイスコーヒーの話題を。アイスコーヒーって日本で生まれた飲み物だってこと知っている人も多いと思います。軟水文化で透明な氷が似合い、生ものを冷たくして食べる食習慣があるせいかも知れませんね。

 アイスコーヒーの作り方はいろいろあります。今回は参考までに紹介しておきます。基本は、冷たい飲み物では苦味が弱く感じるので、香ばしさの強い中深煎りや深煎りの豆を使用することです。
●水出しアイスコーヒー
 ここ数年人気で、美味しく淹れられる方法だと思っておられる方が多くいますが、水ではコーヒーの美味しいエキス成分を充分に取り出すことは出来ないため、悪い味も出ない代わりに美味しい味も出にくいのです。ですが、あっさりした味が好きな方にはお勧めします。そもそも水出しは、酷いロブスタのコーヒーをどうにかして飲めるようにするためにオランダ人によって考え出されたものなのです。
●ドリップで淹れて、冷蔵庫で冷やす
 ホットで淹れる手順で、粗熱を取ってから、容器に入れて冷蔵庫に入れます。この方法はカフェの淹れ方で一番多い方法です。

●ドリップで淹れて、氷で直ぐに冷やす
 一番無難で、美味しく飲める方法です。作り置きして冷蔵庫で冷やす時でも、先に冷たくしてから冷蔵庫で保存すると、粗熱を取ってから冷やしたものとでは差がでるので、お店ではこれに近い方法で行います。業務用冷凍庫の威力は思ったより強力なんです。
●瞬間的に冷たくする
 細かく砕いた氷に、濃い抽出液を直ぐに注ぎます。瞬時に冷えてくれるので、香ばしい香りが残ります。ただ、これは、すぐ飲む時に作る方法になります。

 いずれの場合も、香りが残っている煎りたての豆を、直前に挽いて作ることが一番ですけどね。