犬山城へ

 昨日は町内の一斉清掃もあって臨時休業としました。おかげで開店以来、丸っと一日店に行くこともなく、久しぶりの骨休めになりました。

 今日は定休日を利用して、午前中に妻と一緒に犬山城までドライブへ。犬山へは何度も行っているのに、犬山城は遠くから眺めているだけで関心はなかったのですが、娘が最近出かけたこともあって、「じゃあ行ってみるかと!」となったしだいです。

 犬山城は豊臣秀吉が生まれた天文6年(1537)、織田信長の叔父である織田信康によって創建された、現存する日本最古の木造天守閣です。尾張(愛知県)と美濃(岐阜県)の国境に位置するため、戦国時代を通じて国盗りの要所となり、城主はめまぐるしく変わりました。江戸時代に入ると、尾張藩付家老の成瀬正成が城主となり、幕末まで続きましたが、明治維新による廃藩置県のため、この城は愛知県所有となります。しかし、明治24年の濃尾地震で半壊し、その修復を条件に城は再び成瀬家の所有となり、平成16年に財団法人に移管するまで日本で唯一、個人所有という珍しい経緯があります。

 正直、財団法人に移管したことをしらなかったので、これまでず~と個人所有の城だと思っていました。だから天守閣まで出かけようとしなかたかも知れません。今回勾配のきつい階段を登って天守閣に行き、促されるまま天守閣の外を一周しましたが、高所恐怖症の私には木曽川を挟んだ鵜沼の景色や、犬山成田山やモンキーパークの景色も心地よい物ではありませんでした。

 犬山城を見学した後は城下町を散策しました。昔ながらの風景を保つために建物の外観に配慮がされていますが、やはり、馬篭や妻籠といった宿場町を見慣れているので、情緒がないな~と感じてしまいます。

 午後から店に戻って明日の準備です。シフォンケーキとクッキーを4種類を焼いたのですが、午前中の気分転換があったおかげで捗りました。近場のドライブでしたが、時々出かけてみるのもいいですね。