コーヒーの木の苗を植え替える

 コーヒー屋を始めるにあたって、何か形になるものをと思い、コーヒーの木の苗をUCCコーヒー博物館で購入し育てています。通常3、4年で実を付けるので、その時はこのコーヒーの木と共に成長していこうと決意したのですが、現実は思うように進まないものです。

 コーヒーの木は年間の平均気温23℃が最適と言われており、3℃まで下がると幹から上に悪影響があり、0度で根が死んでしまいます。また、直射日光にも弱いので産地では日蔭用の木(シェードツリー)がコーヒーの木の傍に植えられることもあります。四季のある日本では通常温室栽培されているのですが、我が家では直射日光の当たらない窓際に置いて育てているのですが、以前妻が「コーヒーの木が可哀そうだから、たまには日の当たる外に出したら」と言うので、半日玄関先に置いておいたら、見事に葉っぱが茶色く変色して枯れてしまいました。そんなことから、現在育てているのは2代目の苗なのです。昨年コーヒー博物館がリニューアルした際に、大阪の焙煎機メーカーへ行ったついでに訪問し、2代目を購入してきました。

 苗が枯れてしまったときは、自分の夢とリンクした苗だったので、かなりへこみました。けれど、「何度でもやり直してやるぞ」という半ば意地になって再挑戦しています。そんな状況下で育てている苗も夏場を迎えて一回り大きな鉢に植え替えてみました。この苗がしっかり育つように、自分も成長していきたいと決意をあらたにしたのでした。